住宅ローンを滞納している方は、金融機関から届く郵便物を受け取るたびに身が縮むような苦しい思いをされてきたと思います。
書面には、「期限の利益を喪失した」と書いてありますがどのような意味があるのでしょうか?
本記事では、期限の利益についての解説とその後の対処法を解説しています。
期限の利益喪失通知は、金融機関が「競売(=自宅の強制売却)に向けてより踏み込んだ処置をしていきますよ」という合図だと考えてください。
この通知を見て投げやりにならず、
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期限の利益を喪失してしまった!そんな時こそ任意売却
「期限の利益喪失通知」を受け取った方は、
実際に心理的にダメージを受ける人も多いです。
しかしご安心ください。
期限の利益喪失は競売に向かう前の小さなステップに過ぎません。
▼競売までの流れ(タップで拡大できます)
※競売の進み方は各事案ごとに異なります。時系列はあくまれ一例としてお考えください。
再確認:競売とは?
競売とは
競売を主導する裁判所では以下のように説明されています。
1 不動産の競売手続とは
不動産の競売手続とは,債権を有している人(債権者)の申立てにより,裁判所が,債務を弁済することができなくなった人(債務者)の所有する不動産を差し押さえて,これを売却し,その代金を債務の弁済にあてる手続です。
簡単に説明すると、住宅ローンを貸した銀行があなたの自宅を強制的に売却し、その売却金で貸したお金を回収する手続きだと考えてください。
競売はデメリットの大きい手段なので絶対に避けよう
競売は自宅の持ち主へのデメリットが非常に大きいです。
まず、競売になると市場価格の4~6割ほどでしか売却できず、住宅ローンが多く残ってしまいます。
住宅ローンが多く残るほど、その後の生活も苦しくなります。
また、引っ越しスケジュールについても一切考慮されません。
新生活を金銭面でも精神面でもゆとりをもってスタートさせるために、競売は可能な限り回避しましょう。
▼今なら競売を回避した方法で住宅ローン問題を解決できます!
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任意売却とは?
競売回避の手段として有効なのが「任意売却」です。
住宅ローンの貸し手である金融機関にとっても、最終手段である競売で売却するより、任意売却で売却した方が回収額が大きくなる可能性が高いです。
任意売却は自宅の持ち主(=債務者)にとっても、住宅ローンの貸し手(=債務者)にとっても利益があります。
当法人は設立以来、この任意売却を専門に取り扱っており、住宅ローンで苦しんでいる方を多く助けてきました。
任意売却は金融機関との交渉が必要な「特殊な売却手段」です。
このまま何もしないでいると、
「期限の利益喪失通知」が来た段階ならまだ任意売却に十分間に合います。
▼当法人は住宅ローン問題解決の専門家集団です
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競売より高い価格で売却できる(市場価格に近い)
競売と任意売却では
【各売却方法の相場】
- 任意売却:一般市場の8~9割
- 競売:一般市場の5~6割
任意売却では通常の不動産売買と同様に一般市場で買い手を探します。
価格交渉もできるため、ある程度は売り手の「できるだけ高く売りたい」という意思を価格にのせられます。
極力近い価格で売却したい方は、買い手探しに時間をかけられるようお早めにご相談ください。
※相談が遅くなると競売の危険性が強くなり、強気の値段設定は難しいです。
手元にお金がなくても任意売却はできます
任意売却の売り手は、持ち出し資金ゼロ円で任意売却を実行できます。
手元にお金がなくても大丈夫です。
必要な経費はすべて自宅の売却後に自宅の売却金から支払われます。
※当法人では相談料無料で任意売却のご相談を承っています。
引っ越し代をもらえる可能性がある
任意売却では債権者もしくは買主からいくらかの引っ越し代がもらえることがあります。
10万円~30万円程度の金額ですが、お金に余裕のない状態では貴重な資金となります。
引っ越し代がもらえるかは交渉次第ですが、債権者の関係が良好、早めに引っ越せるといった相手にとっての好条件がそろうともらえる確率が高まります。
期限の利益の喪失とは?
たとえば、「3月31日に100万円を返す」という約束でお金を借りた場合、期限の利益によりお金を借りた側は返済期日までお金を返さなくていいです。
仮に「1週間早く返済して!」と言われたとしても、その要求を断れます。
これが「期限の利益」です。
この期限の利益には「分割払い」にする条件もつけられます。
よって、住宅ローン問題における期限の利益の喪失は
今までは高額な住宅ローンを借りても、月々少額ずつ返済することが認められていましたが、期限の利益を喪失するともう分割払いは認められません。
金融機関は、貸したお金を回収するために一括弁済を要求してきます。
ちなみに、金融機関は一括弁済が受けられるとは考えていません(月々の支払いにも困っている人が一括でローンを支払えるわけがないですよね)。
期限の利益の喪失は、競売に向けたひとつのステップだと考えられます。
期限の利益を失うとリスケは認められない
住宅ローンの返済が厳しくなりそうなときは、すぐ銀行に相談しましょう。
住宅ローンの返済は数十年かけて行うため、その間に病気や転職等で収入状況が変化することは十分あり得ます。
銀行もそういったリスクは理解しているため、リスケを認めてくれるケースも多いです。
当初の返済計画に無理が生じた場合には、すぐ銀行にリスケの相談をしてください。
ただし、期限の利益を喪失した後のリスケはほぼ不可能です。
期限の利益の喪失は、長期間に渡り住宅ローンが滞納されている状態を意味します。
こうなると銀行はもうあなたを信用していないため、リスケの交渉は非常に難しくなります。
リスケの交渉は住宅ローンの滞納前、苦しくても何とか返済できているうちに行ってください。
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期限の利益喪失は競売へのカウントダウン?
期限の利益を喪失するまでは、金融機関側も督促の郵便を出すだけなど穏便な対応しかしません。
しかし、期限の利益の喪失後は、
何も対策をとらなければ、あなたの自宅はいずれ競売にかけられてしまいます。
「期限の利益の喪失」から「競売」までの流れを簡単に説明しますので、まずは全体像を把握してください。
期限の利益喪失
ここまでで説明した通り、期限の利益を喪失すると、これまでのような分割払いは認められません。
残った債務を一括で払うように求められます。
代位弁済
一括返済できないとなると、金融機関は保証会社に対し一括返済を求めます。
これを「代位弁済」と言います。
保証会社が金融機関に弁済したからと言って、借りた住宅ローンが消えるわけではありません。
代位弁済後も残債の支払い義務は残っています。
競売手続きの開始
いよいよ競売に向けての手続きが始まります。
競売には準備期間が必要なため、競売手続きが開始されたあとも数ヶ月の猶予はありますが、日が経つにつれて競売の回避は難しくなります。
「競売開始決定の通知」という書類が自宅に届いた場合は、1日でも早く任意売却の開始に向けて動き出してください。
期限の利益喪失後は自力での立て直しが困難です
期限の利益を喪失してしまった後は、残念ながら自力で事態を改善させることはまずできません。
保証会社から要求されている一括弁済に対応できる人はほぼいないでしょう。
このまま何もせずに問題を放置していると待っているのは「競売」です。
任意売却では、金融機関との交渉や自宅の買い手探しなど豊富な実務経験が求められます。
自宅の買い手を探しにはある程度の時間がかかるため、
相談が遅くなると任意売却の期間が十分に取れず、競売に進んでしまう危険が高まります。
競売が開始されると、もう任意売却はできなくなり自宅を強制退去するしかありません。
期限の利益を失った現段階ならまだ十分任意売却に間に合います!
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競売を回避して任意売却を成功させるコツは?
競売回避でもっとも重要なのは
スムーズに解決するには
任意売却は金融機関との交渉を含む特殊な不動産売却であるため、一般の不動産会社では取り扱っていないことも多いです。
また、取り扱っていたとしても十分な実務経験がない可能性があります。
相談先を間違えてしまうと、最悪のケースでは競売のタイムリミットまでに任意売却に切り替えられない危険性すらあります。
1日でも早く問題を解決するためにも、正しい業者に任意売却の相談をしましょう。
この記事をお読みいただき当法人を信用できそうだと感じましたら、ぜひお電話でご相談ください。
【ポイント】
任意売却は不動産業者だけで完結できます。
通常は弁護士等への相談は不要です。
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よくある質問FAQ
自宅にこの通知が届いた時にはもう期限の利益は喪失しており、分割払いは認められません。
競売が近づいていると理解して、競売回避に向けて動き出してください。
住宅ローンの支払いが止まった自宅は、最終的には「競売(けいばい)」にかけられます。
債権者(=金融機関など)は自宅を強制的に売って、その売却金で貸したお金を回収します。
まとめ:期限の利益喪失通知がきてもまだ任意売却に切り替えられます
期限の利益を失うと分割払いが認められなくなり、一括弁済を求められます。
債権が保証会社に移ったとしても、引き続き一括弁済を求められ、弁済できないようなら競売になってしまいます。
競売は売り手にとってデメリットしかないため、
期限の利益を喪失した直後にご相談いただければ、余裕をもって任意売却の準備を進められます。
ぜひ勇気を出して住宅ローン問題解決の一歩を踏み出してみてください。
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- 売るかどうか迷っている
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